Now and Here

With keyword of localization, I keep 日日是好日 in my mind

今週はフィールド視察へ!!

今週は2回も畑や田んぼに行きことができました!
家畜部門の担当者と農業普及の担当者と一緒に回りました。
カロンガの県知事にあたる人が年に1回実際に耕作しているところを
視察する行事があり、field dayと呼びます。
この行事のために試験的に導入している品種の畑
(主要作物であるメイズがほとんど)に行って、成長の様子を確認しました。
でも、その他にも綿、ごま、キャッサバの畑、ネリカ米の畑、水田も見られました。

Early matureという品種が訪問した7か所のうち3か所あり、
雨量や天候が従来の傾向と変わる中で、
より早く確実に収穫できるように工夫している様子が伺えました。

主食のメイズは基本的にはマラウイで作られていて、どんな職業に就いている人も
家の裏でメイズ畑を耕している、
現金収入がわずかな人たちにとってメイズが収穫できなければ、食いはぐれてしまいます。

東京でも家庭菜園などはありますが、
鶏や豚や牛、生き物に囲まれて生活する中で
日常的に生命のエネルギーを感じられます。

折角農業という分野に関わらせてもらっているので
日本でも農業に関わっていけたらと思います。


(酪農家の成功事例として取り上げらていた夫婦^^)



(理想的な家畜小屋、ここでは鶏と豚が育てられている)

週末はTEEN CLUBなるものに行ってみた。

任地に赴任してから早や3週間が経ちました。振り返れば、あっという間です。
まずは土地や気候に慣れることが最初の仕事と言わせて頂き、日々小さな進歩を大切に過ごしています。
少しずつ配属先の同僚たちの顔と名前を一致させ、拙いトゥンブカ語も徐々に慣れてきました。(その分英語の力が衰えている危機が迫っております!)

先週の土曜日には、月に1回カロンガ県立病院で開かれている「TEEN CLUB」というものに参加して、お手伝いしてきました。




HIV/AIDSの患者さんが参加するもので、本来はカロンガ以外の病院でも開催されているらしいので、他の任地ではどうなっているのか調査していきたいと思います。

今回の参加者は40人を超えましたが、参加者が20人を超えたのは先月あたりからだそうです。要因としては、refreshmentという名の飲み物(コカコーラ社製品ばかり)がアメリカの援助団体から支給されることが挙げられます。そもそも病院までの交通手段がないので、中心街などから1時間以上かけて歩いてくる人も多いです。そこまでして来るのに、何も見返りがなければ、よっぽどワークショップに参加したい気持ちがなければ継続して通うことは難しいでしょう。金の切れ目が縁の切れ目といいますが、その現実的な側面を見た気がします。ワークショップを開いても、allowanceという手当が出るから参加するという声が多く、一番のモチベーション維持には効果的だと聞きます。事前研修で農業組合についてワークショップを開いた時に、一番大切な要素の一つはmotivated farmerだったことを思い出しました。もし出会えればついているし、そうでなければ育てることを考えると、そういう気概を持った人に出会うきっかけを早く探しにいきたいと焦る気持ちもあります。

蚊と友達になれちゃうカロンガ生活のはじまり

先日、無事にカロンガに赴任しました。自転車で10分かからないオフィスまで元気に通っています。
暑い日差しは絶えませんが、最近カロンガにも雨期らしい涼しい時間があります。(その代償なのか、屋根が落っこちてくる恐怖に襲われるほどの雨音で早朝目が覚めます笑)

南部で洪水があり、水力発電が再会できたのか、電気も安定してきました。
ちなみにカロンガでの停電は、【無計画な計画停電】と呼ばれています。停電それ自体は無計画なのですが、停電になる時間帯は大体決まっているからだそうです。このワード、中々秀逸だと思いませんか?

週末は先輩隊員にごはんに誘ってもらって、るんるんです。


まだまだ知ること沢山ですが、どんなことも楽しんでいきます!
(さっきキロンベロ米を買いに市場に行って、アズング(白人)だから量が1杯分くらい少なくされるよ!と近所のお母さんに教わりました。おまけしてもらってラッキーとスキップして帰ってきたらこの様です。プラマイゼロ?)



(カロンガには野菜バナナと呼ばれるプランテーンの他にも赤バナナなどバナナの種類が豊富!)

大統領府主催の植樹祭に参加してみた*

 リロングウェの森林局に勤めている先輩隊員から誘ってもらい、大統領府主催の植樹祭に行ってきました!

(手前の植樹した苗を撮ろうとしたら快くポーズを取ってくれたマダム)

そもそもこの植樹祭は、ザラニヤマ森林保護区において、近年急激に森林が減少していることが背景にあります。主な原因としては同森林保護区近辺(マラウイおよびモザンビーク)住民による違法伐採が挙げられ、現在のスピードで減少が続くと、5〜10年後には同保護区内の森林はほとんど消失すると言われており、そうなると薪や木炭に依存している市民の生活が危ぶまれます。

(地元の中学生による環境保全を訴える劇&ミュージカル)



また、ザラニヤマ保護区はリロングウェ県の主要水源でもあり、森林減少によって水資源の枯渇や洪水被害の増加が懸念されているため、急速な対応が求められています。

(見ているだけで美しいダム)




植樹する場所は敷地内であればどこに植えてもよく、植樹後のレセプションで、堂々と炭火でBBQをして食事を楽しんでいて、この薪はどこから来たのやら?と思いました。

JICA専門家の方が3年以上かけて積み重ねてきたことがセレモニーという一つの形で
実を結んだ、と話して下さいました。

ここまでに至る過程は壮絶だったのでしょうが、求められることを任期を延長して続ける姿勢に、プロフェッショナルの姿を見ました。

初任地訪問!

初任地訪問!私の任地、カロンガはタンザニアボーダーまで40㎞(ミニバスで40分ほど)隊員の任地ではマラウイ最北端にあります。タンザニア人も多く、スワヒリ語も飛び交う異国情緒漂うこの町で、いよいよ農業生産組合の支援に向けて活動が始まるのかと思うとわくわくしますー!!!ムズズという北部の中間都市で一泊して、やっとこさ辿り着きました!

今回は4日間だけの滞在でしたが、まず1日目は、配属先に挨拶してきました!これが私の配属先、District Agricultural Development Office(DADO)です。小奇麗な雰囲気ですが、トイレがあまり綺麗ではなく、これから環境改善していきたいなあと思います。お世話になるアグリビジネス担当官の女性は28歳と、まだ若手です。同じく北部のルンピ出身で、私たちのトゥンブカ語の先生もルンピ出身というのもあり、ルンピは優秀な人が多い印象です。


(DADO Karonga)

カロンガは、肥沃な大地に恵まれ、稲作が盛んな地域でもあります。(陸稲ではなく水稲です)2日目は、稲作をしているCooperative(生産組合)を訪問しました。この地域は一大田園地帯となっていて、一つのコミュニティのようでした。キロンベロ米というブランド米を作っていて、マラウイの中では有名なお米だそうです。ただ、首都などにある大手スーパーには置いていなくて、その理由としてはMBS(Malawi Bureau Standard:詳細 http://www.iso.org/iso/about/iso_members/iso_member_body.htm?member_id=1921) を取得していないからということでした。費用も毎年かかるそうで、生産組合にとっては簡単に取得することはできないそうです。

3日目は、またオフィス訪問をする予定で、朝から行ったのですが昨日水分をあまり取らなかったせいで、熱中症になってしまい38度まで熱が出てしまいました。明日がムズズへ経つ日だったため、先輩宅へと戻って休みました。やはりマラウイ湖沿いは気温が高くて、標高の高い首都とはちがうと感じました。体は資本、水分は2倍以上取っていきたいと思います。あとポカリスエットの粉は必須!

任地訪問で、先輩隊員や道行くマラウィアンにたくさん助けられました。これから任地に慣れるまで、いろんな発見を楽しみながら、支援する生産組合を探していきたいと思います。


(住む予定の家から徒歩5分にはマラウイ湖!白人も集まるロッジ)


(マラウイ湖で獲れる白身魚、Chambo)

現地語のtraining始まりました^^

マラウイに来てから早10日が経ちました。
そして、やっと今日から
現地語の研修が始まり、
少しずつ村で活動するイメージができてきました笑

休日には、首都のマーケットに行って
お気に入りの
チテンジ(マラウィアン女性が腰に巻く布)を
探したりしています。

同期が驚くべきことに19人もいるんですが、
一人また一人とドミトリーにある
保健室に送られていきます。
私は断固行かないつもりで
体調管理に努める次第であります。
(ただ日中と夜で温度差があって
喉をやられました…)

今月末には、一先ず一人で
任地に行く、
カントリーツアーなるものがあり、
今からどきどきしています。
私の任地カロンガは、タンザニアから人やモノが
首都や他国へ運ばれる経路に位置するため、
部族語も多様で、タンザニアのごはんも
食べられるそうです。
加えて、地図に載っていない伝説の島があるとか…!

難点は、首都から1日にでは行けず、
間の中継都市で1泊しなければならず、
計2日かかることです。
同期を任期中に1回はカロンガに来てもらえるよう
先輩からカロンガのこと
たくさん学んでいきたいと思います!

Tawonga chomene!(トゥンブカ語でThank you very very muchという意味です)

(写真は中心街で見つけた中古車、意外と老健の車をよく見ます)

いよいよマラウイでの生活が始まりました。

今日嬉しかったこと、、、

帰りのミニバスで
今勉強しているトゥンブカ語で
隣に座っていたマラウイ人のカップルと
話が通じたこと。

マラウイは、シエラレオネと比べると
物静かな人が多い印象。
国家財政の4割を寄付で賄うことからも
援助慣れしていることが伺える。
援助関係者が多いから、外国人慣れしているからかな。

でも、首都から離れた任地に行ったら
また変わる気もする。

早く美味しいシマ(※トウモロコシを粉状にして、
それをお湯で練ったもの)を作ってくれる、
マラウイのお母さんに出会いたい。

職場での人間関係の構築は、どんな国にいっても大切。
まずは自分から、挨拶。
現状を知る、組織を知る、
意思決定のプロセスを知る中で、
これからの活動計画を一緒に作り、
実行していきたい。
一流のフィールドワーカーを目指して、2年間やり遂げたい。

鈴虫の鳴き声を聞きながら、
雨期のマラウイより。