記憶の上重ね
帰国してから、ありがたいことにマラウィでのあれこれについて話す機会が多い。その中で現地の伝統的な名前ってどんなものがあるの?と聞かれて、全然出てこない自分にハッとした。どんどん記憶が上書きされている…。
だから書き留めておこうと思う。あの土地での日々を、あの人たちとの時間を。
朝は鶏の声と共に始まる。私が2年間で一番一緒に時間を過ごしたのは鶏たちだった。笑
日の光を浴びながら、朝食の支度をし、事務所に行く。
(※火おこしは最後までだったので電気があれば私は大体米を炊いていた)
見慣れた人たちに「Mauka?」(How is your moning?) と声をかけると元気よく返してくれる。
配属先の組織にとどまらず、様々な事務所に顔を出したり、自分の関わっている農家さんのグループの集まりに行ったりして一日は過ぎていく。
日暮れには市場での買い物も済ませ、帰宅する。夕飯を作り、電気があれば9時くらいまで起きていた。電気がなければ、本も読みにくいのでとっとと寝てしまう。そんな日常。
写真はすでに恋しい、キャッサバの粉でつくるシマ。お豆と、マラウイ湖で採れる小魚と一緒に。