Now and Here

With keyword of localization, I keep 日日是好日 in my mind

アフリカ映画から考えるアフリカ像

アフリカが語るアフリカ。

昨日はシネマアフリカ(http://www.cinemaafrica.com/
というイベントに行って、
エチオピア人の友人ができました笑

シネマアフリカHPより抜粋:
『アフリカ人監督/プロデューサーが作ったアフリカ映画にこだわって紹介を続けています。もう一つのこだわりは、「アフリカからの映像直行便!」です。作品収集に際しては、可能な限りアフリカ現地に飛び、欧米の市場や映画祭経由ではなく、自らの眼と足で作品を 集める努力をしています。』

アフリカっていうけれど、54カ国あります。
そうしたら、昨日見たのはエチオピアの映画でしたが、
一口にアフリカっていうことはできませんね。

抽象化しすぎることは、物事を一面的にみるステレオタイプ的な考えに繋がる危険がある。
だから、アフリカの全体の傾向として言えることはあるけれど
(植民地化された歴史的背景、汚職政治など)
一つひとつの事例を知ることが大切だと思う。
そして、初めてそれぞれの繋がりを意識して、
なぜそんな悲劇が起ったのか今後も考えていきたい。

それを頭の片隅に置きつつ、『テザ 慟哭の大地』の感想。
途中、涙が止まらなくなった。
1974年に起こったエチオピア革命の前後、
過激化していく内戦の過程で、
主人公のアンベルブルが故郷を思い、国を思い苦しみもがく姿。

言葉にならなかった。
この国で延病する病気を自分達で解決するんだ、
そう親友と誓って東ドイツで研究に励んでいたアンベルブル。

国を良くするためにと思ってまい進するのに
なぜか状況は悪化するばかり。
それでも、次の時代を諦めない。
光を探し続ける姿に、胸を打たれた。

恋するケータイ in ラゴス
これはナイジェリアからのラブコメディでした。
温度差にびっくりしたけど、めっちゃ笑えて
2月に訪れたシエラレオネの街並みに似ていて
懐かしくなってしまった。

ハリウッドならぬナリウッドと呼ばれるだけあって
ケータイというアフリカでの生活必需品を使って
ユーモア、人間味溢れるストーリー構成に感嘆。

シエラでも、ナイジェリア音楽は溢れていて、
聞いてみると、PVも躍動感あふれるものからバラードまであって面白くて
お土産にCDを買いあさったくらい。

これからのアフリカとの関わり方を考える上で、
エンターテイメントは新たな視点かもしれない。


終わりにシエラの街並みと未来のレディーガガ♥